人生の初現場はMeseMoa.さんの小倉で行われた『Flower Wind』リリースイベントだった。大学生になったばかりの私は、ちょうどそのときアイドルが気になり始めていたこともあって、1人で現場に行く前に”ライブ”がどのようなものかを経験してみたかった。
二番煎じさん推しの親友がリア垢でいつものように「め。フリラあるけど、誰か来ない!?」と言っていたから、「MeseMoa.だったら、メンバーも分かるからいってみたいな!!」と思い、すぐにリプをした。
そのときのフリラが本当に楽しくて、帰り道にツアーの佐賀に行くか迷っていた親友に「佐賀いきたい。」と話すと彼女はとても嬉しそうに「じゃあ行くわ!!」といってチケットを取ってくれた。2枚取り終えるとちょうどその公演の△が×に変わった。
「ギリギリだったね!!」と言いながら、楽しみな気持ちいっぱいで帰ったことを4年経った今も鮮明に覚えている。
2018年5月12日。『Maze No.9』
親友がペンライトもチケットも全部準備してくれて、”2番線ホーム”にきゃいきゃいしながら、佐賀に向かった。知らない土地をまるで知っているかのように歩く友人がとても心強くて友人の推しのライブに行けることが楽しみだった。
日差しが強いなかトレカくじに並んでいると、オタクの横を通行しながら、メンバーが会場入りして、「こんな感じで会場入りするの!?」と友人に聞いたことも覚えている。
ライブは何もかもが新鮮だった。
ドリンクをわけも分からずすぐに飲み干して、壁ギリギリの一番後ろで観た。
そこにはたまたま、友人のフォロワーもいたから、何も分からない私にみんなで色んな事を教えてくれた。
ライブが始まると、いつも知ってる友人は別人に変わってそのことが一番衝撃的だった。コールもペンラの振り方も全部知らない文化ばかりだったけど、すごく楽しかった。
MeseMoa.さんの曲は、友人がMVでるたびに宣伝をするから表題曲のみ知っている状態だった。知らない曲ばかりだったけど、本当に楽しくて一部が終わったあと佐賀駅のミスドで「ちちんぷいぷいおまじないないの曲好き!!」って興奮気味で伝えた事も覚えている。
二部でようやく振るペンライトの色を決めると、友人と友人のフォロワーから「〇〇はいいよ~!!」と言われた。ペンライトの振り方もコールも分からなかったけど、『マジカルステッキ☆』と「今来たばっかり~~!!」は納得がいく形でできた。
初めてのライブはとても楽しい思い出で私のアイドルオタクとしての人格はここから始まったんだろうなと定期的に振り返る思い出が沢山詰まった公演だ。
それから2年後。
その友人がパンダドラゴンを好きになった影響で私も沼落ちした。
まさか自分がDD界隈に沼落ちする日が来るとは思わなかったし、数年ぶりに彼女と同じコンテンツを好きになった。
彼女のおかげでようたくん推しの彼女のリア友ともそのリア友のなぎちゃん推しとも仲良くなれた。(関係性複雑)
コロナ禍だからライブはいつもオンライン。
それでも、ライブがある度に深夜まで通話してその感想を言い合ったり、「いつかライブや撮影会で連番したいね!」と話せることが、私のオタク人生の中で初めてで、幸せでたまらなかった。
2021年3月31日。
親友の推しが卒業した。
私たちはお互いの”推し”がいるなかで、3人揃って彼らのライブに行くことは叶わなかった。
それでも友人は「彼らのことは見続けていたい。」といって、一緒に現場に来てくれる。それがどれだけ嬉しくてたまらないことだろうと思う。解釈は一致するし、彼女は色んな事に気付くから感想を話すのがとても楽しい。そんな彼女と同じ現場に行けることは幸せでたまらないのだ。
(ちなみに私たちが4人揃ってライブに行くのが叶うのは約2年後のZeppツアー初日なのだが、その話はファイナルが終わった時に書ければ良いな)(願望)
ということで、漸く佐賀公演の感想です。
初めてMeseMoa.さんのライブに行ってから
4年後の2022年4月9日、10日。
MeseMoa.の後輩グループのパンダドラゴンがあのときと同じ佐賀GEILSでライブを行いました。私にとって、人生の初現場であるあの場所に推しグループであるパンダドラゴンが来る事って夢みたいで発表されたとき、本当に嬉しくて楽しみでたまりませんでした。
あのとき大学1年生で新生活を始めたばかりだった私が、4年後に社会人として新生活を始めた私が同じ場所で先輩→後輩のライブを観ることができたことってとんでもなくエモだなぁと我ながらかみしめてました。
エモッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
同じ場所にまた同じ友人とそして、パンダドラゴンを好きになってからできた友人とこの場所に来ることが出来たのは本当に幸せなことだなと感じながらあの日を思い出すように会場に向かいました。
あの日を懐古しながら楽しむと思ってた2日間。。。
あのときはランダムを楽しみたくて並んだグッズ列も今回は”自分が欲しいから”並んだり、コロナ禍だから一気に飲み干さなくていいペットボトル飲料も、椅子が並んでいる会場も何もかもが違っていて、だんだんと思い出が更新されていくのを感じていきました。
正直、社会人になって初めての週末だったから、「月曜日しぬわ。」と結構不安な気持ちを抱えていったのですが、めちゃめちゃ元気でした。
オタク、心が元気だと身体はなんとかなる。
心がなによりも元気すぎた。元気すぎて心臓だけで富士山登れるレベル。
残念ながら4連はできなかったので最後の公演だけ親友と連番しました。
佐賀最終公演。
私はそこで初めて彼女の振るペンライトが視界に入りました。
彼女とパラの現場に行ったことは、これまでもあったのに。
私は彼女に何色を振ったのか公演後に毎回聞いていたことに気付きました。
これまでは、見ていなかったんです。
彼女のペンライトよりも自分のことでいつもいつもいっぱいいっぱいだったから。
彼女の持つあの色ではないペンライトを見た瞬間。
4年前に楽しそうに推し色のペンライトを振っていた彼女がフラッシュバックして、私はそこで改めて「彼女の推しがいるときに彼女と現場に来ることが出来なかった。」という事実に気付き、開演直前ぎりぎりにもかかわらず涙が溢れそうになりました。
彼女はそんな私を見て「なんで泣いてるの笑」と笑っていました。
そして、最終公演の1曲目。
私が初めてパンダドラゴンをこの目で観た2021年6月27日の「ぱらごんといっしょ」広島公演と同じ『ジュマペリゼ』から始まりました。
あのときの私は”初めて推しを観たこと”で泣いて、隣にいた彼女は、彼がいなくなって初めてのツアーでの1曲目が”別れの歌”であるこの曲であることに対し、泣いていました。
あのライブの後、お互い全く違う感情で同じ公演を観て、好き勝手感想を言い合って、それでも「すごくよかったね。」と話したことは一生忘れないと思う。全く違う感情だったのに最終的に行き着く感想は同じだった不思議な感覚。
そう!!佐賀公演の話に戻ります。
『ジュマペリゼ』がかかった瞬間、「あっ!!」と声を漏らしていた彼女に目を向けると、とても楽しそうにこの曲を観ていました。
その姿をみてまた涙が………。(お前の涙腺ガーバガバ。バーバパパ。)
あのときと同じ曲から始まったのにも関わらず、彼女はこの曲を笑顔で観ていました。
不思議だなぁって。。。(語彙力)
彼女と「佐賀が楽しかった。」とライブが終わってからもずっと話していました。
彼女と行った広島公演もZeppツアーも、彼を感じさせるものがあって。
今回の地方ライブで「彼を感じずにライブを観ることができた。」と話していました。
そして、いつも「何色を振ろう」と迷っていた彼女は、ZeppFukuokaから漸く振る色を決めてその色を振るようになりました。
2020年の私たちはもういないけど、彼女とこうやって今もパンダドラゴンの現場に行けることは幸せなことだなって思います。
それは間違いなくメンバーのおかげでもあって。
心から感謝しています。ありがとう。
現場って不思議だなぁと改めて感じる公演でした。
離れてしまってなかなか会えない友人も、「現場がある」となったら来てくれて。
きっとというか絶対なんですけど、こんな何気ない土日に私たち4人が会うことはありえなくて。
パンダドラゴンが佐賀でライブをしたからこそ、ここでまたみんなに会えるんだな~と思うとやっぱりアイドルってすごいなって感じます。(語彙力)
もちろん、リア友じゃなくてFFさんとも会えることも嬉しいし、その流れで今まで話せなかった人とも気軽にお話しできたりして。
そのほかにも、全く知らない人が「ぱっちさん推しですか?」といってチェキを譲ってくれようとしたり。
自分が絶対関わることがなかった人たちとこんなに楽しい時間を過ごせることは幸せだなって思います。
で、フォロワーが好き!!!!!!!!って話をしようとしたら、それだけでブログ書けるしそのブログもいつか書きたいと思ってるので今回はこのくらいで。
シンプルな佐賀公演の感想に移行します。(突然)
衣装4パターンあったじゃないですか。
まあヒスバレ。そうみんな大好きヒスバレ。
私この衣装で一番印象に残っているのが2021年のホワイトデーイベントで。(多くの人そうだと思うけど)
何を隠そう『Neverland』→MC→『SONOKI』の流れ。
忘れたくても忘れられない。あの最強卍卍セトリ。
いや『Neverland』ヒスバレ衣装でやってるんですよね。ハロイベ(?)かなんかでもしてたけど。
今回の佐賀公演セトリの中に『Neverland』なかったんですよ。
ここから怖い話なんですけど。
家に帰って「佐賀楽しかったな~。特にNeverlandが………」
「あれっ。Neverlandしてなくない、、、???」
見たいな気持ちになり続けていました。
パンダドラゴンさんは幻術使いかも知れない(ちがいます)
そして、なんといってもサマ☼パラ衣装!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
漸く会えたね~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!
こんにちはっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
はじめまして!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
今日もとってもかわいいね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
まさか佐賀で会えると思わなかった。
かわいいでした。
サマ☼パラ衣装本当にドキドキしてしまって、登場してから最初のブロックまるまる衣装を観察していました。とてもよかった。
あれ、、、、、、??????中身がない、、、、、?
やっぱり色んな衣装見れたの幸だなって思いました。(幸)
そんなこんなで私の佐賀公演の感想はこんな感じです。
あまりにも語彙力が無くて申し訳ない。
お付き合いいただき、ありがとうございました!!
余談ですが
彼女と私の対照的だなって感じたところのお話。
3/31のあの日。
新社会人になる彼女は、泣く泣くあの日の公演を諦めました。
そして、翌年の3/31。
私は彼女とZeppFukuokaに向かいました。
次の日から社会人になるにも関わらず、地元開催であった私はあの日の公演に行くことができました。
たったの1年のことなのに状況は大きく変わっていて。
それでも彼女は私のことを疎んだり羨んだらせず、一緒にライブを楽しんでくれました。
逆の立場だったらどう考えていたんだろう。
あの期間だったから、ろくに会いにもいけず、そのままアイドルの彼の最後の公演にも行けなかったのに。
一緒にライブに行って、遠征までしてくれる。
私が逆だったらできていたのかな。
きっと羨ましいと思っちゃうし、彼女のようには振る舞えないだろう。
そのことを話すと彼女は言ってた。
「そう言えばそんなふうに思ったことないな」
その一言をどれだけの人間が言えるのだろう。
私は彼女が大好きだ。
彼女とアイドルについて話すことも、彼女の見解を聞くのも好きだ。
彼女とパンダドラゴンのことを話せる日が続いてることがとても幸せだ。
いつもありがとう。
私をこの界隈に連れてきてくれてありがとう。
あなたとのこれからが素敵な思い出で埋め尽くされますように。
2022年4月20日
あいだ